玄米と白米は何が違う?

玄米と白米は元々は同じお米です。白米は玄米を精米したもので、元は玄米です。玄米はもみ殻だけを取り除いたものですが、白米はそこから胚芽や糠を除去したもので、胚乳のみにした状態です。胚芽や糠にも栄養素は含まれているので、玄米を精米する過程でビタミン、ミネラル、食物繊維といった栄養素がどんどんと失われているわけです。では何故栄養素を削ってまで白米にしてしまうのでしょうか。玄米のまま食べた方が豊富な栄養素を享受できるのに白米にする理由はあるのでしょうか。まず単純に玄米より白米の方が美味しいからでしょう。毎日食するものですから、それは美味しい方が良いですよね。それに白米は玄米より栄養の吸収が良いのもメリットの一つでしょう。それからもう一つの理由に残留農薬の問題があります。特に糠には農薬が多く残ってしまうといいますが、精米した白米より農薬が残留するリスクは高いといいます。しかしながら玄米に残留するであろう農薬も他の食材、たとえば野菜のそれよりははるかに少なく、健康を害する心配などする必要は無いのです。それに残留農薬基準は非常に厳しい基準が設定されていますから、例え農薬を使用して育てたお米でも安全性は高いのです。ただそれでも心配であれば完全無農薬で栽培した玄米を選ぶと良いかもしれませんね。無農薬で育てたお米には「有機JASマーク」が付いているはずですので、すぐに見分けが付くでしょう。実際玄米は白米より値段も高いですし、白米に比べるとそれ程市場に出回っていません。消費者のニーズもあるのでしょうが、手間をかけて玄米を作ってもあまり売れないのではお米屋さんも儲からないですしね。しかし玄米は白米よりも栄養素が豊富です。たんぱく質や炭水化物はそれ程変わりませんが、ビタミンやミネラルは白米の2倍から6倍程、食物繊維に至っては7倍にも栄養素が多く含まれているのです。ですから普段から便秘気味という人は玄米を食べた方が良いのです。ぽっこりお腹の原因も便秘だったりしますから、是非玄米を食べましょう。こちらにもぽっこりお腹を解消するダイエットの方法が詳しく書かれていますからご覧ください。現在はお米以外にも栄養素を摂取できるおかずがたくさんありますから、白米中心の生活でも栄養素が不足する心配はそれ程ありません。しかしお米中心の食事だった江戸時代にはお米から摂取する栄養素が非常に大切だったわけです。ですから主食が玄米から白米に変わった江戸時代中期から大正時代にかけて脚気が流行したのでしょう。玄米には食物繊維も豊富ですから、便秘解消にも役立ちます。さらに体内の不要な脂質(コレステロール)や糖質、その他有害物質も一緒に排出してくれますから、生活習慣病やダイエットにも効果的なのです。